第170回日商簿記1級本試験・レビュー

本試験を受験された方、お疲れさまでした。私も受験してきました。

問題自体は良問だったと思いますが、科目ごとの難易度のバラツキが大きすぎる点が気になりました。

商簿が難しく、会計学は普通、工簿は易しい、原計はやや易しめ、でした。一方で、ボリュームは商簿が多め、会計学は普通、工原は少なめでした。

連結会計が一切出ないのは驚きでした。詳しく調べていませんが、10年以上ぶりではないでしょうか。連結会計を徹底的に仕上げてきた人にとっては残念な回となりました。

配点調整は、商簿のみ入る可能性があると思います。商簿の平均点は素点ベースで8点を切るくらいでしょうから、足切りの方が大多数になってしまうため、10点くらいに持っていく配点調整がされるのではないでしょうか。

会計学は、理論が難しかったのですが、計算は減損会計がテキストの例題レベルで易しめ、工事契約は普通レベルですから、配点調整はないでしょう。

工業簿記は、易しい問題でしたから平均点で18点くらいいく気がします。通常であれば逆傾斜を入れたくなりますが、出題数がちょうど25問で1問1点の配点ですから配点調整はしにくいと思います。

原価計算もやや易しめの問題でした。唯一難しいというか面倒なのが、第1問の業務的意思決定の問2と問3で、それ以外はほぼ教科書の例題レベルの問題でした。平均点が高くなると想定されます。そのため、逆傾斜が入るかもしれません。この場合、第1問の業務的意思決定会計の問2,問3に高めの配点が来るものと思われます。

それでは、各科目の講評です。

商簿

全体の印象

  • 難易度:難しい
  • ボリューム:多め。計算量も多いし、問題の読み取りにも時間が掛かる。
  • 目標点数:13点取れれば良し。最低限足切りは避けたい。

商簿

商品売買が、一般商品に加えて、割賦販売の貸し倒れがあり、それに未着品販売を絡めた問題で、難しいうんぬん以前に、そもそも解く気を失せさせるような問題でした。

私は、最初に少し手を出してみたのですが、原価率の推定が必要であることに気付いた時点で、あ、これは捨て問だなと判断しました。どうせ埋没すると感じたからです。

この手の問題はみんな出来ないのです。実は、20年くらい前はこの手の問題よく出ていました。一般販売と特殊商品販売を絡めて、原価率を推定させる問題。こういった問題が解けるかどうかで商簿が出来るかどうかが決まっていたような時代だったのです。そのかわり、当時は連結もほぼ出ないし、税効果も資産除去債務もありませんでした。

当時から、特殊商品販売はみんな苦手で捨て問扱いされていました。まして、今の時代、このような問題を出しても対策をしてきている人はほとんどいないでしょうし、特に連結には抜きん出た力を発揮する会計士受験生も特殊商品販売となるとてんで出来ないので、これは埋没すると確信しました。

ということで、捨てるところ(商品売買関連)は大胆に捨てて、手を出したところは確実に取り切る戦略が合格のためには必要だったと思います。

ただ、本問は、商品売買を捨てると連動して貸倒引当金関連(貸倒引当金、貸倒引当金繰入、貸倒損失)の3箇所も連動して捨てることになります。さらに、商品保証引当金繰入も捨てることになるので、ちょっと躊躇しました。しかし、まあ、しょうがないか、という感じです。

商品売買と貸倒引当金関連以外はノーマルでした。特にCF見積法、為替予約、減価償却、圧縮積立金、資産除去債務あたりは、テキストの例題レベルですから、落とせないところです。また、新株予約権付社債も現金払込ですから瞬殺です(代用払込だと面倒なのですが…)。

このあたりは「基本をしっかりやっていればちゃんと点数あげますよ」という作問者の意図が感じられました。これらの論点はいかにケアレスミスをしなかったかが勝負を分けたと思います。

難問かどうかで少し意見が割れそうなのが有価証券です。その他有価証券で、その他資本剰余金を財源として配当をした場合、収益として計上するのではなくて、その他有価証券自体を取崩すことを知っているかどうかという問題でした。

多分、公認会計士受験生にとっては常識に近い知識だと思うのですが、簿記1級では、ここはあまりやらないのではないかと思います。念の為、TAC社の簿記の教科書、スッキリ、ネットスクール社のサクッとなど市販テキストを調べましたが、記載がありませんでした。(プロ簿記では解法マスターという応用講義で取り扱っています)

ですから、それらの市販テキストで学習された方は、そもそも受取配当金が論点になっていることすら気付かなかったと思います。ここを知らないと受取配当金とその他有価証券評価差額金の2個所を失うのは厳しいかなと思いました。

目標点数は5割プラスアルファ(点数にして13点〜14点)です。商品売買と貸倒引当金、商品保証引当金は捨てるとして、それ以外をいかにミスなく取り切れたかが勝負を決めると思います。結局は、これだけ難問でも大事なのは基礎力ということです。

多分ですが、配点調整が入ると思います。自己採点でギリギリ10点を切っている方は、救われる可能性が高いと思います。

会計学

全体の印象

  • 難易度:全体としては普通
  • 分量:普通。
  • 目標点数:18点は取りたい。

第1問 理論

かなり難しかったと思います。そんな細かいところまで押さえてないよ!と思わず言いたくなるような問題でした。4問中2問取れればまあ良し、3問取れればかなり良い方という感じです。

簿記1級は、前回のように対策なしでも解けるくらい簡単な問題が出ることもあれば、今回のように対策していても取れない難しい問題が出ることもあるなど、いずれにしても、理論対策があまり役に立ちません。よって、特段の時間を取って理論対策をするのではなく、普段の計算の勉強の中で用語と表示について押さえることが大切です。

第2問 減損会計

のれんを含むより大きな単位で減損を測定する問題でした。テキストの例題レベルの問題でしたので満点を取りたいところです。

ただ、各社(TAC社、ネットスクール社ほか)のテキストを参照したところ、いずれのテキストものれんではなくて共用資産を使って解説をされていました。その点で「共用資産なら解いたことがあるけど、のれんの場合は分からない」と苦戦された受験生もいたようです。

基本的には共用資産でものれんでも計算処理方法はほぼ同じです。(のれんは回収可能価額が無いので全額を減損損失に配分しますが、共用資産は回収可能価額があるのでそれを下回らないように配分しなければならない、という点が異なるだけです)

この第2問の出来具合は合否に影響しそうです。

第3問 工事契約

164回で受注制作目的のソフトウェアが出題されたばかりでしたので、少し意外な感じでした。ただ、内容的には164回の方が難しかったと思います。164回は応用問題でしたが、今回はテキストの例題ほぼそのままといった感じの問題でした。

ただ、契約資産、顧客との契約から生じた債権、契約負債といった収益認識基準に関連する論点も出題されており、ここは難しかったかもしれません。契約資産と契約負債については、異なる工事から生じた場合は総額表示をするけど、同じ工事から生じた場合は相殺することを知っているかどうかも問われていました。ここは失点しても仕方がありませんが、それ以外の工事収益と工事原価に関する問は全て取りたいところです。

工簿

全体の印象

  • 難易度:易しい
  • 分量:少なめ
  • 目標点数:22点

標準原価計算

165回と同様の文章を埋めていくタイプの問題でした。一部、読み取りのしにくい箇所があったものの全体的には易しく、全体の6〜7割は2級レベル、残り3〜4割が1級レベルの問題といった構成でした。

少し難しいのは以下3個所です。

    1. 混合差異
    2. ロットサイズ変更時差異
    3. 原価管理上ノイズとなる差異(ここは各スクールで解答が割れていますが、プロ簿記は操業度差異が正当であると考えます。)

仮にこれらをすべて間違えても20点を超えますから、平均点はかなり高くなると思われます。この場合、逆傾斜が心配されるところですが、解答箇所が25箇所あり1問1点の配点だと思われますので配点調整がしにくく逆傾斜にはならない可能性が高いと思います。

なお、混合差異について、日商簿記での出題は初めてですが、全経上級では過去に出題があります。また、ロットサイズ変更時差異は108回以来20年以上ぶりの出題だったため初見の方が多かったと思いますが、その場で考えれば解ける程度の問題でした。

原計

全体の印象

  • 難易度:第1問の業務的意思決定は点数が取りにくい。第2問の事業部制は易しい。
  • 分量:普通
  • 目標点数:20点

第1問 業務的意思決定会計

業務的意思決定会計の問題で問1から問3までの3問構成でした。問1は、指示どおりに直接原価計算のPLを作れるかどうかだけの問題ですから、落とせない問題です。

問2と問3は、内容そのものは難しくはないのですが、条件が煩雑で全ての指示を漏れなく計算に反映させるさいにミスをする可能性が高く、点数の取りにくい問題(やや難しい問題)でした。

なお、この手の操業度(本問の場合は、受講者数)に応じて条件が変化する業務的意思決定会計の問題は、最近では珍しいのですが、30年くらい前の岡本清先生が作問されていた時代には、よく出題されていました。そういった問題を解いた経験があるかないかで差がついたかもしれません。

第2問 事業部制

テキストの例題レベルの問題でした。確実に正解したいところです。ここを落とすと致命傷を喰らいます。

なお、問4は少し注意力を要する問題でした。まず、新規プロジェクト(新規開設案)を行うと売上高が9,000千円増加するとしか指示がなく変動費について言及がありません。指示がないため無視をするのか、それとも既存事業と同様に変動費が生じるものとするのか、どちらの可能性もあるため試しに両方の計算をしてみる必要がありました。

また、新規プロジェクトに必要な投下資本において、変動資本(売上高の24%)を忘れがちなので、この点も注意が必要でした。

ただ、正当以外は数値が割り切れず、正当は数値が割り切れる設定になっていました。本問は四捨五入など端数処理の指示がないため、解答はきれいに割り切れる数値になるであろうことが想定され、これが大きなヒントになっていました。

第170回日商簿記1級本試験・レビュー” に対して28件のコメントがあります。

  1. ひろ より:

    レビューありがとうございます。
    TACの1級通信講座なので商業簿記の受取配当金、その他有価証券は普通に知りませんでした…
    知らないものは解けません

    今回会計学ののれん含む減損を動揺して落としてしまったのが私の敗因ですね。
    減損も共用資産含む減損も解いていたのに本番の緊張+のれんに変わっただけでここまで解けなくなるとは…
    工原は40点くらいは取れてました。

    11月に向けて再度勉強し直しますが、特殊商品売買には目もくれずとにかく基礎とアウトプットを繰り返すしかないのでしょうか?
    今回ののれん含む減損など見慣れない問題に変わっただけで対応出来なくなるのが悔しいし個人的な改善点だと思いました。

    1. pro-boki より:

      >今回会計学ののれん含む減損を動揺して落としてしまったのが私の敗因ですね。

      ここ、落とされた方、結構いらっしゃるようですね。どのような計算をされたのでしょうか。もしかすると、のれんを加えることによって算定される減損損失の増加額840,000千円(=917,000千円-77,000千円)を資産B、C、のれんに配分してしまった感じでしょうか。

      そうだとすると、この計算(のれんを含むより大きな単位の計算)ってそもそも何のために行っているのか?という点の認識が弱かったのかもしれません。

      この計算は、のれんに配分する減損損失の額を求めるためにやっています。
      のれんは、それ自体がCFを生み出さないので、単独では減損損失の測定ができません。そこで、仕方なく、のれんを含むより大きな単位で減損損失を計算して、そこから個々の資産から生じる減損損失を引くことで、差額でのれんに配分する減損損失を求めようという考え方をしているのです。

      くどいようですが、知りたいのはのれんに配分する減損損失の額です。ですから、840,000千円は、最優先でのれんに配分しないといけません。で、本問は、840,000千円のうち、のれんに800,000千円まで配分できます。つまり配分しきれないのです。そこで仕方なくほかの資産にも配分するということです。

      そんなことは分かっている、単なるケアレスミスだということでしたら申し訳ありません。
      ただ、計算方法だけ覚えてしまって、そもそも何のためにやっているのかの意識が弱い方も少なくありません。この場合、少しパターンを変えられると解けなくなってしまいます。そういった方は、論点を学習するときは、何を目的にこのような処理をしているのかを意識されてみてください。

  2. より:

    はじめまして。今回商業簿記9会計18工業簿記22原価計算25と、75点でしたが商業簿記足切りの点数になって少し落ち込んでましたが本記事を見て希望を持ちました。過去問の解説もわかりやすく利用させていただいてます。

    1. pro-boki より:

      失点箇所にもよりますが、合格されている可能性が高いのではないかと思います。

  3. yuudai より:

    お世話になっています。
    今回は自宅で解きました。解いてて思いましたが商簿、工業は165回のあの出題パターンでしたね。
    相変わらず商簿の資料の半分に及ぶ商品売買の問題文、来ると分かっていてもビビります。
    売上と期首商品だけとって後は無視ですね。
    また商簿で収益認識出しておいて会計でも収益認識。ほんと収益認識好き過ぎ。論点が偏りすぎるのも良くないのでは、と。
    退職給付と連結or組織再編が出ないのも驚きました。また出題形式が変わったのでしょうか。

    あとはその他資本剰余金からの配当。
    先生の講義の知ってるだけで取れるシリーズ。
    これはプロ簿記生にはチャンス問題だったのでは?配当とその評で2箇所ですもんね。

    次回のレビューも楽しみにしております。
    ご自愛ください。

    1. pro-boki より:

      >解いてて思いましたが商簿、工業は165回のあの出題パターンでしたね。

      ですね。同じ作問者でしょうね。特に工簿は特徴がよく出ていました。

      >売上と期首商品だけとって後は無視ですね。

      「部分点を取りに行くぞ」という気持ちになると、そこ取れますよね。基本的に捨てるにしても、でも、1点でもいいから部分点拾えないかという粘り強さは大切ですね。

      >連結or組織再編が出ないのも驚きました

      多分、ここ10年以上ないですよね。どちらかは必ず出てましたから。まあ、たまたまでしょうね。
      次も出ないなら、いよいよ出題傾向の大幅変遷かという感じですけど。

  4. 1でじ より:

    お世話になっております。
    第一問、社債の払込みを見落とし、その他有価証券評価差額金については知らず解けませんでした、、、
    基本問題を落とすことの厳しさを痛感しております。
    特殊商品売買に関しては問題文をサラッと読んだ上で売上高と期首商品、戻り商品損失引当金を埋めて、10箇所は解答できたのですが、もしもここが埋没した場合足切りを喰らう可能性もあり得るので厳しいです。
    今回工原が優しかったので第一問の傾斜配点があった場合は70点を超える方が多くなりそうですが、どうなるんでしょう?

    1. pro-boki より:

      >10箇所は解答できたのですが

      解答箇所にもよりますが、大丈夫だと思いますけどね。断言は出来ませんが。

      >今回工原が優しかったので第一問の傾斜配点があった場合は70点を超える方が多くなりそうですが

      これは、確かにそうなんですよね。商簿で大きく傾斜配点すると、合格率がかなり高くなってしまいそうです。一方で、商簿で傾斜配点入れないと、受験生の過半数が商簿で足切りとなり、他3科目関係なく受験生の半分以上が落ちてしまう試験はどうなんだ、という批判が出ると思います。

      そこで、まったくの推測にすぎませんが、商簿で少し傾斜配点して、原計で少し逆傾斜掛ける(第1問の問2、問3の出来が悪いと思われるのでここの配点を厚くする)のではないかと思っています。

      とはいえ、実際のところは分かりません。まあ、過ぎたことをごちゃごちゃ考えても非生産的なので忘れましょう。

  5. intyou より:

    レビュー・解答解説ありがとうございます。
    原価計算第1問の問3における解答プロセスとして、追加受け入れ人数が40人の場合のみ、通信費と家賃の減額を考慮すべきでしょうか?
    もしそうであっても、僅差で営業利益の逆転は起こりませんが、他所の解説を見ても一切考慮していないものが多く、不思議に思っています。

    1. pro-boki より:

      「90%を超えた場合」ですからそのとおりだと思います。
      みんな(私を含めた各スクールの回答者および、もしかすると作問者も)、見落としているのかもしれませんね。
      intyouさんのコメントを受けて、解説を修正させていただきました。ありがとうございます。

    2. 松山 より:

      横から失礼しますが、私も全く同じことを考えてました。
      収容能力の90%を「超えた場合」なので、40人だけは通信費・家賃の条件を変えて計算しないといけないと思ってました。
      今回はどの科目も良い問題だなぁと思ったんですが、原価計算の条件の与え方に関してはちょっと不思議な感じがしました。

  6. じゅびじゅび より:

    非常に勉強になるサイトで暇があれば読ませていただいています。ありがとうございます。

    原計第2問の問4ですが、記載されている通り変動費の取り扱いが指示なしでした。
    こちらはやはり空気を読むといいますか、既存事業の一人当たり売上から逆算する必要がある、という考え方しか解答はないのでしょうか。
    それとも問題文にあった「その他の条件は変更なし」という文言に上記考えがすべて内包されるということでしょうか。
    色々深読みしすぎて、「新規店舗なんだし既存事業の単価通りかわからんし、もしかしたら固定費だけで賄える新形態の店舗かもしれんし・・・」と余計なことを考えてしまい、結果として四捨五入指示もないのに無理やり変動費を考慮しない数値で解答するという愚行を犯してしまいました。

    1. pro-boki より:

      >こちらはやはり空気を読むといいますか、既存事業の一人当たり売上から逆算する必要がある、という考え方しか解答はないのでしょうか。

      これは、私も問題を解いているときは、かなり違和感を覚えました。
      新規事業なので、変動費率が既存事業と異なることは普通にあることです。同じ変動費率であると決めつけるのは危険です。一方で、変動費が一切生じない事業っていうのも無いことはありません。いずれにせよ、変動費について指示がないのは、問題として不適切だと思います。

      本問は問題の不備ですから、こちらとしては空気を読むしかないのかなと思います。ただ、(正統的な解き方ではありませんが)本問には端数処理の指示がなく、正当のみきれいに割り切れる数値で、それ以外は端数が出るという点で解答は定まりますから、さほど世間的に問題になっていないのだと思います。

  7. genki3 より:

    お世話になっています、元オンデマンド受講生です!
    仕事とプライベートの環境が大きく変わり本格的な勉強継続が難しくなってしまったため泣く泣く一時退会したものの、先生の教えを胸にスキマ時間を見つけては勉強を続けていました。

    結果、今回の成績は商10/会16/工22/原22 計70でした。
    各スクールさんの講評を見ると期待して良いのかなという気持ちがある一方、富久田先生の傾斜・逆傾斜のコメントを見てギリギリ不合格なのかしらとドキドキしてます。

    商簿の特殊商品売買は11月かなと思ってたので面食らいましたがバッサリ切り捨てました(関連する貸引等も)。他の基本論点を確実にとりにいってなんとか10点。
    会は理論が1つだけ正当。減損でプチパニックに陥り半分取りこぼし、工事契約は直前期の見直しが功を奏して全問正解が期待できそうてす。

    原価管理上ノイズとなる差異は、またスクールさん毎に割れる問題になってしまいましたね。
    162回の工業簿記でもろに齟齬にハマった身としは、今回こそは当たっていて欲しいと願わずにいられません…
    (ちなみに操業度差異にしました)

    原計は65人を385人と書いてしまい唯一失点。
    これが逆傾斜になった時どれくらいの失点になるのかとドキドキです。

    良い結果が返ってきたら改めてお礼を兼ねたご報告が出来ればと思います!

    1. pro-boki より:

      原価計算惜しかったですね。もし、65人→385人のケアレスミスがなかったらほぼ合格という感じですね。
      実力があることは確かですから、今回、万が一残念な結果だったとしても合格は時間の問題だと思います。
      期待しすぎない程度に期待しながら、気長に合格発表待ちましょう。

    2. genki3 より:

      お世話になっております。
      無事に合格してました!
      最終的な結果は商12/会18/工22/原25 計77でした。
      (どうやら65人の所に配点は来なかったようです)

      次のステップに向けてまた走り出そうと思います!
      簡単ですが取り急ぎお礼をと思いコメントしました。
      本当に有難うございました!

  8. すい より:

    過去問解説が非常にわかりやすく利用させていただいています。商9〜13会21〜22工22原11〜16の総合66〜72でした。業務的意思決定が全滅で逆傾斜するかもしれないとのことで合格は薄そうです。商のみの傾斜が大半の予備校の予想ですが、先生は原の逆傾斜まで予想しているのはなぜでしょうか?

    1. pro-boki より:

      >先生は原の逆傾斜まで予想しているのはなぜでしょうか?

      合格率が10%を大幅に超えてしまう可能性があるためです。

      ざっくりした計算ですが、正規分布を前提に標準偏差を15とすると、合格率10%のときの平均点はおよそ50点強(52点くらい)です。(日商の過去の平均点のデータを見ると実際には50点を下回っていますから、もう少し標準偏差が大きいのかもしません。)

      よって、合格率10%という前提にもとづくと1科目の平均はだいたい12.5点くらいですから、実際の平均点がこの12.5点から大きく乖離すると傾斜配点または逆傾斜の対象になるのだと思われます。

      今回の商簿は素点ベースの平均では多分7〜8点だと思われますから、傾斜配点になると思います。

      一方、工原はかなり高い平均点が予想され、素点ベースで50点中35〜40点くらいいくのではないかと思います。これをそのまま何の調整もせずに、商簿のみ配点調整すると、会計学次第ではありますが、全体の平均点が60点に近づくこととなり合格率がかなり高くなります。(仮に平均点が60点なら合格率は25%程度です)

      そこで日商が合格率10%にこだわるのであれば、今回は工原で若干の逆傾斜を掛けるのではないかと推測しました。

      ここで工簿は採点箇所が25箇所あるため配点調整がしにくいと考えられます。となると、逆傾斜を掛けるなら原計だろうと考えた次第です。

      ただ、各スクールの原価計算の解答速報を拝見すると、第1問の業務的意思決定の配点は、5点〜12点までかなり幅広い配点となっていました。となると、そもそも素点は何点なんだという話であり、何をもって逆傾斜と呼ぶかは難しいところですね。

  9. YUTTAT より:

    工業簿記、差異の選択問題、操業度差異は試験員の先生の思いが強そうな部分なので別解は認められそうにないですね、
    もう忘れて次に進みます。

    1. pro-boki より:

      こちらの作問者の理論問題で解答が割れるのは、もう恒例行事になりつつある気がします。
      本当に操業度差異が正解かは、私もいまだに分からないです。予算差異が正解かもしれません。
      まあ、管理不能なことは考えるだけ無駄ですから、忘れて次に進むのは良き判断だと思います。

  10. karikata より:

    お世話になっております。

    初受験でしたが、こちらのサイトを参考にさせていただき、商品関係は全て捨てて解きました。
    おかげさまで足切りは回避できそうです。
    ありがとうございました。

    結果、
    商13、会22、工20、原14
    合計69でした。
    他の予備校採点だと68とかもありましたが、これは可能性ありますでしょうか…?
    傾斜が入るかもと言うことで少しだけ期待しております…!

    原価計算第一問で失点してしまい微妙な点数した。
    蓋を開けてみないとわからないことなので恐縮ですが、発表まで落ち着かないため先生の見解を伺えたら嬉しいです。

    よろしくお願いいたします。

    1. pro-boki より:

      可能性があるか、と言われれば当然可能性はあります。
      ただ、スクールによって5点以上の配点の振り幅がありますから、その確度はなんとも言えないです。本当に五分五分の印象です。受かってて欲しいですね。

  11. kkd より:

    お世話になっております。

    市販教材で進めているなかで、当サイトの過去問レビューが大変勉強になりました。
    特に、本試験会場での思考(問題の取捨選択)
    はとても参考になりました。
    ※こぼれ話を含めすべて参考になっております。

    今回の特殊商品売価を開始数分で全捨てする意思決定は当サイトをみていなければできなかったと思います。

    自己採点では、商11会24工20原17で合計72点というギリギリでしたが、当サイトがなければギリギリにすら達していなかったと思います。

    落ちている可能性も十分ありますが、まずはお礼をお伝えできればと思い投稿させていただきました。ありがとうございます。

    1. pro-boki より:

      嬉しいお言葉ありがとうございます。
      受かってて欲しいですね。

  12. ケム より:

    ここで聞くのも恥ずかしいくらいの基礎的なことなのですが、日商簿記では三桁ごとにカンマを打たなければ不正解となってしまうのでしょうか?初めての受験だったので、試験が終わってから全経上級の指示や税理士の過去問見て血の気が引きました。
    ネットで調べても見解が割れており、カンマなしが不正解なら70を割る見込みなのでかなり心配しています。
    どうかご回答よろしくお願いします。

    1. pro-boki より:

      そうですね、全経上級と税理士試験では、3桁ごとのカンマが無いと不正解とすると明確に指示されていますので、日商も同じ基準で採点されている可能性はあると思います。しかし、日商からカンマについての正式なアナウンスがされてないこと、また、カンマを入れない受験生のデータが少ないため、実際のところはどうか分かりません。

    2. ケム より:

      ご返信いただいたのにお返しできてなくて失礼しました
      無事合格してました、付け忘れが多かったのが商業簿記だったのですが18点(グチャグチャに傾斜入ってました)だったのでカンマは見られてないみたいでした、、、
      特に工業簿記はこちらのサイトと問題集しか使ってなかったのでとても感謝してます!

  13. water flow より:

    今回は25年ぶり
    2回目の日商簿記1級合格です。

    非支配株主持分が
    少数株主持分だった時代です(笑)

    連結が範囲に入るなど
    以前より難化した
    2級を教えることになり

    受験生の気持ちを
    思い出すためにも
    自ら受験した次第です。

    今回の受験に際して
    無料だと申し訳ないと感じながら
    プロ簿記を参考にさせていただきました。

    商会工原を通じて
    私の知識、理解に
    結構、穴があるなと実感しました(汗)

    私が初受験の頃に
    貴サイトがあればなあ・・・

    とつくづく思いました。

    現在でも
    WEBや書籍を見渡しても

    ここまで本質から
    教えてくださる
    媒体は知りませんから。

    税効果は前払家賃と同じ考え
    とか
    ミニクイズで
    棚卸し後に商品が出てきたら
    利益は増えるor減る
    とかは

    そこらの講師の方々も唸なるのでは?

    私自身が受験することは
    もうないとは思いますが

    「教え方を教わる」

    という意識で

    これからも貴サイトを
    参考にさせていただきますm(_ _)m

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