第170回日商簿記1級合格体験記【高橋 龍太郎さん】

〇勉強方法など

特に有効だったのは、直前2週間は初級確認テストを全範囲通しで見直したこと。
問題を見て解法の流れがはっきりイメージできれば、実際に手を動かして計算まではせずに、次の問題に移るような見直し方で、商会工原それぞれ2時間ずつでどちらも見直しが終わることができる状態になっていると合格に必要な力が十分ついていると考えてよいと思う。
見直しの際、解法だけでなく、関係するテキストや講義の説明までイメージできる状態だとなお良いと思う。

〇試験本番について

自分の場合は、合格点ちょうどの70点での合格だった。
ただ、商業簿記の収益認識を捨て問とした結果、その他の3科目では1~2問ミスに収まってくれたおかげで、合格点に到達することができた。
商業簿記の商品売買で込み入った複合論点の出題がされた場合は自分と同じような戦略で臨む人は多いと思うが、その場合、他の3科目では8割以上の正答ができていないと、合計した際に合格点に届かない。
8割以上の正答となると、初級確認テストの知識で対応可能なレベルの問題はもれなく正解し、一部の応用論点での失点や計算ミスが1~2問あった、といった状況でないと到達は難しいと思う。

〇過去の振り返り

自分は4回目の受験での合格となったが、過去3回は勉強法に記載した直前期の基礎の見直しが不十分だったように思われる。
特に、試験間近のタイミングで初級の論点を見直していると、学習の進度が遅れているように感じて不安になってしまい、解法マスターや過去問などの実践的な見直しに時間を使っていた。
不合格だった回の状況を振り返ると、前回の復習からの時間が長くなっていて記憶が曖昧になった基本的な論点の出題で失点し合格に届いていない状況だった。
上記のような不安もあったが、気持ちが進まず敬遠していたアプローチに向き合ったことで合格できたのではないかと思う。
これから対策に取り組まれる方は、本番までの計画を建てる際に、客観的に考えれば有効そうに思える学習で、気分が乗らずに敬遠しているものがないか、見直してみてほしい(本当に有効で重要なことは、多くの場合、地味だったり面倒だったりして、気が進まないものだと思う)。

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