第168回日商簿記1級合格体験記【zeri-さん】

・受講までの経緯

 私は商業高校で日商簿記2級、大学で全経上級を取得して以降、勉強・実務共に簿記に触れずに10年以上経過して1級の勉強を始め、最終的に4回目の受験で合格することができました。
 挑戦理由は、転職後の勤務先で安くはない資格手当があったためです。実務で必要な部署ではありませんが、今後のキャリアプランをある程度自分でコントロールする材料として活用できると考えています。
 当初は中古の参考書、問題集、過去問を使っていましたが、第165回で69点と悔しい思いをして、次こそはと受講を始めました。複数ある選択肢からプロ簿記を選んだ理由は、独学時から理解、納得できない際に、先生の執筆された解説記事を参考にして解けるようになった論点がいくつかあり、直接講義・解説が聞ければ、効率的に勉強できると感じていたためです。

・苦労したこと

 1級はとにかく範囲が広いため、1度覚えたところでも別の問題を解くうちに忘れてしまい解けなくなってしまうことが多々あったことです。また過去問を繰り返しているだけでは、同じ論点の別の問題に全く対応できないことも多くありました。

・勉強にあたり重要と感じること

「問題を解くにあたり、計算方法とその根拠を理解すること」
 上述の通り、過去問を解くと同じ問題は解けるようになりますが、問われ方が変わるだけで解けないのが1級です。2回目以降「その問題の解き方だけ」を覚えてしまい、根の部分が理解できていないことが要因です。例えば退職給付の差異を計算上プラスかマイナスかの判断が当初全くできず苦手分野の1つでした。私はオンデマンド会員でしたので、解けなかった問題の模範解答を見ながら、まずは自力でその計算根拠を考え、わからなければ解説動画を見て、それでもわからなければ基礎講義を見るといった活用をさせてもらいました。何度も解説一言一句を繰り返し聞くようにしていたため、理解に至るまでかなり時間がかかることもありましたが、本試験でその論点が出たらラッキーと思えるまでになりました。先生は出題率等の傾向から必須論点も教えてくれますので、大変参考になりました。
 あとは理解したことを定着させるため、自分なりのノートづくりに注力していました。上述の通り、範囲が広いため難しい問題を複数論点解いていると、これまで記憶したことが頻繁に飛びます。その対策として、ノートに計算方法とその根拠を自分なりに文章化しておき、わからなくなったときにいつでもそのノートを見れば思い出せるようなものを作りました。最終的に200ページくらいに達したと思います。

・最後に

 合格にたどり着けたのは、自分だけの力ではなく周囲の理解と協力のおかげです。合格報告と一緒に「ありがとう」の感謝の言葉を伝えるようにしています。

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