第164回日商簿記1級合格体験記【森田 大輝さん】

(合格までの道のり)
‘15年2月:2級合格
‘16年9月:勤務先にて単体管理会計業務チーム(原価や予算)に配属
‘21年3月:連結業務チームへ異動、今の知識では戦えないことを痛感
‘21年5月:某スクールのテキスト&動画教材で1級学習開始
‘22年6月:1回目不合格(58点)
‘22年8月:プロ簿記オンデマンド開始
‘22年11月:2回目不合格(60点)
‘23年6月:3回目合格(77点)
(プロ簿記入会前)
講義動画→テキスト演習、でひたすらカリキュラムを進めていました。しかし、一通り終えたところで過去問に取り掛かるも、全く解けませんでした。復習のために例題に戻っても、すっかり忘れているありさま。「解き方」を覚える学習で、「理解」が伴っていなかったのです。過去問を繰り返すことで合格した2級での成功体験も、足かせだったように思います。時間を投下するばかりで身につかず、疲弊していく状況でした。
(プロ簿記受講のきっかけ)
以前にプロ簿記のブログ記事を拝見し、受験生の心情を汲み取った親身な語り口が読みやすく非常に参考になった経験がありました。今の勉強では合格できないと感じていたところ、その記事とプロ簿記講座を思い出し、受講を決めました。オンデマンドにしたのは、学習時間を確保できるか見通せない状況だったためです。
(プロ簿記での学習から合格へ)
確認テストで弱点を見える化して講義やテキストで復習しつつ、解法マスターで実力を高めていくスタイルを採りました。焦らず、「何が分かって何が分からないか」を意識しながら、着実に進むことに集中しました。
プロ簿記は、先生の問いかけと受講生のチャットによる双方向のやり取りが特徴だと思います。講義での「では〇〇の場合は?」「この考え方は〇〇も同じ」といった問いやアドバイスで生まれる気づきが、体系的な理解につながりました。また、「例題は解けても少し視点が変わるとおぼつかなくなる自分」を発見でき、何を勉強すべきかを明確にすることもできました。カリキュラムに溺れず、自分の立ち位置を客観視できたことでモチベーションを維持しやすかったようにも思います。学習効率も1年前から格段に向上していたはずです。
2回目の受験では準備しきれず不合格となりましたが、合格は遠くないと感じたのを覚えています。その後も「理解」を意識した学習を継続し、3回目の受験で合格を勝ち取りました。
(その他実践したことの例)
・学習時間は理解度の証明にはならないと気づき、計測をやめた。
・平日は仕事でぐったりなので、重そうな問題は避けた。
・週末はファストフード店などで朝食をとりつつ勉強し、そのまま図書館に移動するなどして強制的に学習環境を確保した。
(さいごに)
学習を通じて得た知識だけでなく、高い目標を立てて達成した経験自体が今後の人生の糧になると感じています。新しい自分を得られる有意義な経験でした。会計に限らず、今後もチャレンジを続けていきます。
