第156回日商簿記1級合格体験記【makijunさん】

受験結果

商15/会14/工20/原22/計71

なお、簿記2級も同時受験、結果は84点でした。

簿記取得を志したきっかけ

メーカの営業職に従事しておりますが、専門性を持った技術系社員に囲まれ、自身の専門性のなさに入社以来ずっとコンプレックスを抱えていました。

そこで、2019年のお盆休みに、文系で身につけられるスキルとしてパッと思いついた「簿記」の市販テキストを手に取りました。

しかし、日々忙しく、かつ、リース・税効果・連結といった難度の高い論点の習得に失敗して学習意欲を失い、だらだらとしか勉強しなかった結果、154回2級試験は案の定不合格。

うんざりして簿記取得を諦めた矢先に、コロナ禍襲来。何もできない時間が生まれ、「せっかくならもう一度だけ真剣にチャレンジしてみよう」と決意しました。

プロ簿記に入会したきっかけ

そうは言っても、学習に使用していたのは市販テキストのみであり、仕訳を暗記しては忘れを繰り返す毎日でした(連結の開始仕訳をノートにひたすら写経したりしていました)。

「人間が定めたルールがこんなに理解不能なわけがない!」とインターネットで検索したところ、プロ簿記ブログがヒット。

これまで無理やり暗記していた会計処理が、体系的・論理的、かつ、スマートな語り口で解説されており、「こんなに会計は奥が深かったのか!」と驚き、記事を読み漁りました。

2級レベルの問題はすらすらと解けるようになり、その後も記事で紹介されていた基本書などを読むにつれ、ますます会計の面白さに魅かれるようになりました。

そこで、1級受験を目標に学習することとし、プロ簿記の門をたたきました。

学習スケジュール・学習方法の振り返り

【学習スケジュール】

・3月~5月:簿記2級の学習

・6月:ブログ内で推薦されていた会計本の読み込み

・7月  (プロ簿記入会) :商会インプット講義の受講(商会90h/工原0h)

・8月:商会アウトプット講義の受講・苦手な論点の講義再受講/工原インプット・アウトプット講義の並行受講(商会90h/工原25h)

・9月:商会解法マスターの受講/工原インプット・アウトプット講義の受講(商会70h/工原50h)

・10月:商会解法マスターで取り扱われていた問題の解きなおし/工原解法マスターの受講(商会40h/工原80h)

・2020年11月:プロ簿記模擬テストの受験・商会・工原ともに過去問を3開催分程度を2周(商会25h/管理会計25h)

合計学習時間:商会315h/工原180h(純粋に机に向かっていた時間のみアプリで集計していましたので、正味はさらに4~5割増かと)

【学習方法の悪かった点】

・7月の商会インプット講義を受講後、復習をおざなりにしてしまったこと

 講義後に確認テストを解くように先生が念押しされていたのにも関わらず、根拠のない自信からインプット講義を先行して一通り聴講。

講義を聞き終えたころには前半の内容をほとんど忘れておりました。

→工原については、インプット・アウトプットを並行して進め、理解したことを忘れないように努めました。

・過去問の演習量が少なかったこと

 過去問にトライする勇気がわかず、過去問演習を行わず模擬試験を受験、結果が芳しくなく試験直前期に精神的ダメージを受けてしまいました。

→個別問題の演習を繰り返しても、総合問題の解き始めはうまくいかないでしょうから、同じショックを受けるならできるだけ早く受けて立ち直るのがおすすめです。

【良かった点】

・プロ簿記入会前に会計本を読み込んでいたこと

 会計本で理解した概念がプロ簿記入会以降の学習の礎となりました。1級受験生であれば、遠回りになったとしても基本書をいくつか読み込むのがおすすめです。

・商会から先行して学習をスタートさせたこと

 連結などへの苦手意識がもともと強かったため、商会から学習を開始、これが吉と出ました。

 商会については問題演習を繰り返して定着させるプロセスがどうしても必要なため、工原より時間を要する印象です。(また、残念な話、工原については学習量が結果に反映されにくい出題が続いているようなので…)

・確認テスト・解法マスターの見直しを繰り返したこと

 自身が解いた確認テスト・解法マスターの問題に講義で学習した内容を赤字で反映させた答案を見直すことで復習を行っていました。ケアレスミスしやすい箇所を体に染み込ませることができたので、良い学習方法でした。

Onenoteなどにデータを保存しておいて隙間時間にさっと答案を見直しするのがおすすめです。

・実務者の立場になったつもりで問題を解くこと

 機械的に問題を処理するのではなく、実務者になった気持ちで問題を解くと、テクニカルな部分が腹落ちしやすくなります。例えば、工原などでは、有利差異・不利差異が出るたびに心の中で一喜一憂するようにしていました。

プロ簿記に入会してよかったこと

講義内容のクオリティについては、ブログからも推し量れることですので、別の観点から。

・質問掲示板でのコミュニケーション

 掲示板に質問を書き込むと、先生や学習アドバイザー、先輩受講生の皆様からコメントをいただけます。

 難度が高い一方、人生においてマストではない受験勉強ですから、独りで勉強していると諦めたくもなるものですが、質問の着眼点を褒めていただいたり、熱のこもった回答をいただけると、モチベーションが湧いてきます。

掲示板で温かいコメントをくださった皆様のおかげで学習が継続できました。拙い質問にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

・商会工原すべてを同じ先生からレクチャーいただけること

 各科目で共通の考え方やテクニックなどを強調して教えていただけるので学習の効率化が図れました。例えば、期末の商品評価と予実差異分析に同じアプローチで対応できることなど、この学習環境でなければなかなか気づけなかった部分かと思います。 

1級取得の感想や今後について

何かを学ぶことは純粋に楽しいことだな、と思えたのが、何よりの収穫でした。仕事においても、ダイレクトに会計と実務が直結する職種ではないですが、交わされている情報が頭の中で勘定連絡の形で無意識に整理されていたり、会計を学んだ恩恵が少なからずあることを実感しています。

今後について、今回不評の工原で点数を荒稼ぎしての合格でかなり肩身が狭いので、まずは157回試験を再受験し、悔いのない成績を残したいです。また、せっかく簿記1級を取得できましたので、このまま行けるところまで学習を続けます。良いご報告ができるように引き続きがんばります。

重ね重ね、プロ簿記で出会えた皆様、ありがとうございました。

良い会計ライフを!

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