第171回日商簿記1級合格体験記【Austerさん】

■合格までの学習期間
2024年4月:勉強開始
2024年5月:3級取得
2024年8月:2級取得、プロ簿記入会
2025年6月:170回 不合格
2025年7月:全経上級 合格
2025年11月:171回 合格
青色申告に切り替えた初年度、期末処理が分からなかったことが学習のきっかけです。2級独学中に問題は解けるのに構造が全く分かっていなかったことに気付き、プロ簿記のブログの分かりやすさに感動して合格同日にオンデマンド会員として入会しました。会計を体系的に理解するには1級レベルの学習が必要だと感じたためです。
■講義は3周視聴
合格までに講義を3周しています。
3周いずれも合格に必要だったと感じており、なにより楽しかったです。初学者~受験経験者まで同じ講義を見てそれぞれのレベルにあった楽しさを感じられる点が、富久田先生の講義の凄まじいクオリティだと思います。
1周目はインプット講義→初級確認テスト→アウトプット講義(初級確認テスト確認講義)の順に学習しましたが、細かい点にこだわりすぎて時間を掛けてしまいました。最初から「自分の言葉でまとめよう」とか「取りこぼしがないように」と完璧を目指しても限界があるので、先生が先導してくださる1級の様々な島々(論点)を巡る船旅のようなイメージでいればよいのかな、と思います。
2周目はインプット講義視聴を中心に、基本問題を解きながら用語の定義を暗記を通じて身体に染み込ませました。1級は用語を押さえないと問題自体が解けないためです。1周目に時間を掛けすぎたこともあり忘れている論点も多く、自分に落胆する日も多かったです。2周目は、登っては滑落する登山のような学習を繰り返しました。
ここで170回を受験、不合格でしたがその時の実力を出し切れたので達成感が大きかったです。
3周目は商会はインプット講義、工原はアウトプット講義を視聴しました。論点を情報カードにまとめ、後から講義や試験問題、会計基準から補う、という流れです。ある程度分かってきてからのまとめは大いに有効でした。1周目よりずっと高い視点で、1周目で訪れた島々に橋を架けて全体像を見渡します。
171回の受験では原価計算で資料を無視するという不用意なミスをしてしまい落ち込みそうになりましたが、それはそれで人間らしいので、また今日からがんばろうという気持ちで学習を続けました。
■質問掲示板の活用
不明点が出たさいは、まず質問掲示板で同じような質問がないか確認し、多くの疑問がこれで解消できました。先輩の皆様には感謝しかありません。掲示板で解決しない不明点は、簡易財務諸表で動きを確認したり基準や他の論点との関連を調べたりしました。あやふやなものはリスト化して、引きずりすぎないように心がけていました。
■本質的な問題に楽しく取り組める一問一答
一問一答は本質的な問題に、制限時間ありで一斉に挑戦する楽しいコンテンツです。モニターの前で一喜一憂しつつ、ズレていた考え方を軌道修正したりケアレスミスをまとめたり、本当に楽しかったです。書籍化していただきたいです。
■工原強化に必要だった全経上級受験
工原強化のため全経上級を受験しました。出題されがちな工原(原管)の論点は私が不得意としているところが多く、理解度の切り分けに役立ち、過去問と原価計算基準と先生のブログを行ったり来たりすることで底固めができました。
全経はより誠実に向き合いたくなる資格でもあると思います。ギリギリの合格でしたが、作問者様と採点者様に対していい加減な解答はしたくないなと思いながら学習していました。
■直前答練 ライブ講義への参加
2回目の受験前には直前答練のライブ講義に参加しましたが、これは本当に力になりました。
171回で出題された部門別計算に関しては、答練のライブ講義を受けてから下書きを変え、本番でも自信を持って取り組めました。
ライブ講義は質問のしやすさも段違いです。自分の質問に時間を割いていただく価値があるのかなど考え込みやすい私には、ライブ講義の流れの中で一言でさっと質問できるので、とても合っていました。真摯なご回答をいただけて本当にありがたかったです。
■最後に
もともと数字に苦手意識がありましたが、1級挑戦を経て、長所を伸ばせば人の役に立てるけれど、苦手なことに挑戦すれば自分の弱さととことん向き合い、謙虚さを養いながら成長できると知りました。
先生が授けてくださった会計の考え方は人生の財産になりました。なにより会計って楽しい!と心から思えたので、まだ学習は続けます。
合格にあたって、富久田先生、弟子1号様、一緒に支え合えた(と私は勝手に思っている)受講生の皆様、質問や体験記という形で足跡を残してくださった先輩の皆様、傍で見守ってくれた夫にも感謝しております。本当に本当にありがとうございました。
