第168回日商簿記1級合格体験記【ttthhさん】

約10年前に社会人として働き始めてから簿記2級を取得しましたが、その後は経理職から離れていました。仕事が比較的落ち着いていたある時期、趣味感覚で簿記1級の勉強を独学で始めました。
しかし、市販のテキストを1周した後に初めて簿記1級の過去問を見たとき、その難易度に愕然としました。「独学での合格は無理かもしれない」と感じながらも、市販の教材を繰り返し解き、難しい論点はインターネットで調べました。そこで出会ったのが、プロ簿記のセール・アンド・リースバックに関する解説でした。ストーリー仕立てで非常に分かりやすく、「この先生の講義を受けたい」と強く思い、プロ簿記の門を叩きました。
受講相談の際、先生から「簿記2級の取得が10年前であれば、改めて2級の試験に合格してから1級を目指した方が近道です」というアドバイスを受けました。しかし私は、深く考えずにオンデマンド講座で学習を始めました。今振り返ると、先生のアドバイスに従っていればさらに効率よく学べたと思います。
特に印象深いのは、オプション講座の「簿記2級復習講義」や「基礎養成講座」の内容です。最初は2級の復習を軽視していましたが、先生の講義は1級の学習にも通じる「会計の本質」を捉えており、深い感銘を受けました。たとえば、連結会計の難解な論点を解く際、3級で学んだ簿記一巡の理解が役立つ場面もあり、基礎の重要性を改めて実感しました。
1級の勉強を進める中で、基礎養成講座の内容は繰り返し「ボディブロー」のように効いてきました。基礎は単なる復習ではなく、1級合格という高みへ挑むための土台であると痛感しました。一方で、今回の試験では工業簿記の仕訳問題に戸惑い、点数を伸ばせませんでした。これは、工業簿記の基本の仕訳を疎かにしていたことが原因です。どんなに高度な問題に挑戦しても、基礎を大切にすることが不可欠であると強く感じました。
また、プロ簿記の質問掲示板を通じて、多くの受講生との交流がありました。憧れていた1級合格者の方とメッセージをやり取りする機会もあり、温かい励ましの言葉が大きな支えとなりました。その後、私も掲示板で他の受講生の質問に答えるようになりましたが、回答する立場になることで自分の考え方が広がり、新たな発見がありました。
1級の勉強は孤独な戦いになりがちですが、同じ志を持つ受講生の存在に励まされました。受講生の皆さんも、挫けそうになる時には、合格した自分を想像しながら「未来の計画にワクワク感をプラス」して歩み続けていただければと思います。
最後に、基礎の大切さを教えてくださった先生、そして雑談のようなメッセージにも丁寧に返信し励ましてくださった弟子1号さん、本当にありがとうございました。
