第158回日商簿記1級合格体験記【YOICHIROさん】

私は大学生時代に簿記2級に合格しました。現在は、IT系企業の財務部で決算業務に携わっておりますが、現在の会計制度を基礎からアップデートしたいと思い、簿記1級の受験を決意しました。
独学で勉強を開始し、156回、157回を受験しましたが、156回は57点、157回は67点という結果に終わりました。その当時からプロ簿記の講義ブログを参考にしており、そのわかりやすい解説をもっと知りたいという思いから、オンデマンドコースを受講しました。
簿記1級の対象はとても広範囲で難解です。全ての問題を解くためには相当の練習量と時間が必要です。
その私がプロ簿記の講義で最も参考になったのは「ここは配点が高いから絶対に落としてはいけない」「ここは配点が少ないから落としていい」という論点のメリハリです。
それまでの私は、連結決算の問題で利益剰余金の計算をするという戦略をとっていましたが、それにより会計学の時間が足りなく共倒れというのが特徴でした。
ところがプロ簿記の講義で「利益剰余金の計算はそれまでの資本連結、成果連結の全てが完璧でないと正解にならないし、配点が低いもしくは0点の可能性もある」ということを講義で教わり、戦略を見直しました。
実際に、158回の連結決算の問題でも利益剰余金の計算は後回しにして、会計学に着手することで会計学で20点を取ることができました(この戦略がいいのかは個人の能力差もありますのでご参考程度にしてください)。独学はこのような戦略を立てることが難しいですし、勇気がいります。そのため、このような情報はとてもありがたいものでした。
今後に受験される方にお伝えしたいことは、最近の工業簿記や原価計算の問題は、単純な計算問題ではなく「なぜそのような計算をするのか」という本質的な理解を問う問題が多いということです。
例えば「部門別計算ではなぜ予定配賦と実際配賦があったり、単一基準配賦法や複数基準配賦法など様々な方法があるのか」「CVP分析とか業務的意思決定って何のためにやっているのか」というようなことを理解しないまま、単なる計算方法を覚えるだけでは、本試験に対応できません。
しかし逆に言えば、本質的な理解さえしてしまえば、それほど勉強に時間をかける必要がないとも言えます。腹落ちして理解したことは、忘れずに記憶が定着しますし、角度を変えて問われた問題にも対応できます。
プロ簿記の講義では、このような「本質的な理解」を重視して説明してくださいます。そのような本質的な理解をすることが遠回りなように思えて一番の近道だと思います。
最後になりましたが、富久田先生や弟子1号さん、学習アドバイザーの皆様ありがとうございました。
