第158回日商簿記1級合格体験記【sallyさん】

私は、高校で商業の教員をしています。しかし、全商1級や日商2級までしか教えたことはなく、日商1級の知識を必要とされたこともありませんでした。1級を目指すきっかけは4年前に出会った生徒です。その生徒は、入学時は就職希望だったのですが、簿記の面白さを知り、公認会計士になりたいと大学進学を目指すようになりました。その生徒を応援する形で私も彼と一緒に1級を目指すことにしました。
私は今まで、1級のテキストを買ったものの挫折した経験が数回あります。しかし、今回は途中で諦めるわけにはいきません。仕事柄、スクールに通う時間はないので、テキストを何種類も読んだり、ネットで調べたりしながら独学で勉強を進めました。勉強し始めて半年で受験した結果は57点、次の回はコロナのため検定中止。準備期間は増えましたが、次の結果は66点でした。結局1年半独学で頑張りましたが、正直なところ、テキストや解説をどんなに一生懸命読んでも、理解できない論点がいくつもありました。そんな時プロ簿記のブログにはずいぶん助けられましたが、当然限界はあります。このままではベテラン受験生になってしまうのではないかと考えた私は、藁にも縋る思いでオンデマンドコースに入会を決めました。
私の勉強方法ですが、まず何も見ずに初級確認テストを解き、間違えた問題についてはアウトプット講義を見る、基礎が分かっていないと感じたときは、インプット講義に戻り確実に理解することを心掛けました。入会から検定まで6か月半で、初級確認テストを2周、2周目で間違えた問題はさらにもう1周繰り返し解きました。そして解法マスターを2周、答練は2回分しかできませんでしたが、模擬試験には参加しました。
今でも、最初に初級確認テストを解いたとき、基礎が全然できていないことに気づきショックだったことを思い出します。ふわっとした理解で、何となく解き方だけ覚えていて、ちょっとひねられたら全く解けない、入会したときの私はそんな状態でした。富久田先生の講義はとても分かりやすく、先生ご自身の体験談も交えた具体的な説明なので、しっかり納得できました。また、下書きの書き方等にとどまらず、連結の時短テクや退職給付会計のワークシートなどプロ簿記ならではの解き方はとても役に立ちました。次第に、これまで苦労していた問題が自信を持って解けるようになり、解く楽しさを感じるようになりました。もっと早く入会しておけばよかったと後悔しています。
合格まで全部で900時間ぐらい費やしましたが、1級の勉強をしてきて本当によかったと思います。正しい知識を得ることができましたし、自分に自信もつきました。これから、直接1級の指導をすることはなくても、ここで学んだことは私にとって大きな財産になりました。これからも勉強を続け、簿記や会計の魅力を生徒たちに伝えていきたいと思います。富久田先生、それからスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
